これは両手ばなしに好ましい話に違いありません。 投資対象が広がり、より多様な投資ができ、投資チャンスも広がるというわけですから。
ただ心配事があります。この原油ETFが上場になって、はたして225ETFのような人気銘柄になり得るのでしょうか。 最近上場したETF銘柄は、想像したより売買高が増えておらずぱっとしません。
「ロシア通貨(ルーブル)連動型ETF」、「インド通貨(ルピー)連動型ETF」 などの出来高は、せいぜい数千口(1日あたり)。 そして、去年秋に東証に上場した商品指数(米ドル建)に連動した「イージーETF」 については、特に今回の原油と同じ商品関連だということで確認しますと、やはり数千口程度しかできていません。
コア研が扱っている225ETF(1320)が1日あたり数十万口ですが、ここまでは望まなくとも、せいぜい日に数万口は売買されていないと安心して扱える感じになりません。
それと…日本国民はETFのとらえ方を間違っていると思います。
ETFが最もすばらしいことは、投資信託でありながら、空売りができるということです。このメリットはものすごく大きいはずなのに、国内で言われているメリットは 「信託報酬が安い」 の1点張りで、空売りができるメリットにはほとんど触れられていません。
ETFは実質、投資信託ではありません。市場でも税法でも株銘柄として扱っています。
株銘柄である以上、値動きのほうが数十倍大事なのに、 年間コンマ何%の信託報酬が高いだの安いだのというところしか目に入らないとすればちょっと問題です。
また、こうなってしまう理由は単元株の設定にもあると思います。(商品提供側の戦略ミスだと思います)
単元株(最低売買株数)が1口というと、 大変親切に思えるわけですが、日本には50口(株式も50株)までしか空売りができないという法的規制があるために、ひと銘柄で空売りできる金額が小さくなってしまうのです。
例えば金ETFで言うと、1326のSPDRゴールドシェアなども単元株が1口。空売りは50口までしかできません。金額でいうとわずか50万円分もできない状態。
1328の金連動投信ETFは135万円程度までOKですが、そうはいってもそれが限界です。
こういう現状では、空売りを多用するコア研モデルのD型で扱えるものが相当限られてしまいます。幸い、いちばん扱いたい225ETF(1320)については、460万円分程度の空売りが可能ですが…。
以下に主要なETFと単元株を一覧にしてみました。

これを見ても、D型で使えそうなものは、1305、1320、1310くらいしかありませんね…。
あとは何とか我慢して1340、1328、1325、1323が使えるかどうかというところです。
そんなに数千円から買えるようにしてくれなくてよいから、単元株を増やしてもらえないものでしょうかね…。
日本の現状は、個人投資家を育てる土壌が圧倒的に不足しているように思います。そして、何か全ての政策が 「投資信託を預金のように買わせる」 ために行われているように私にはみえますがいかがでしょうか。
