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     AIGの経営危機 と 格付け会社の功罪


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リーマンブラザーズが破たんしたことをきっかけに金融危機が再燃。3連休明けのマーケットは株価も再急落しました。そんな中で、驚いたことに財務格付けが高いはずのAIG:アメリカンインターナショナルグループが経営難に陥りました。この情報メモは、この事実を記録として残しておくために、本日のブログの書き込みを転載するものです。


世界で最もつぶれないはずの生保、AIGが破綻の淵をさまよいました。なぜこんなに優秀な成績を誇っていた会社がこんなことになってしまったのかというと、やはりサブプライム問題がその主因でした。
サブプライム債権を組み込んだ証券化商品や、サブプライムローンを保証しているモノラインという保証会社の格付けはトリプルAでした。トリプルAというのは、デフォルトなど起こるはずのない最も優良な債権であるということの証明です。世界最大の機関投資家であるAIGがそれを多く保有するのはごく自然なことだったように思います。

結局問題がどこにあったかというと、そのトリプルAという格付けがでたらめだったということにつきます。実際、収入が200万円程度しかない人に5000万円もの巨額な住宅ローンをくませるような、最初から破綻する運命にあるような債権を組み込んだ金融商品がトリプルAだなんて…。格付け会社が鑑定する目はまさに「節穴」と言われても仕方ないということでしょう。汚染米の流通をまるで管理していなかった農政事務所と同じようなものです。これらの格付けがせめてシングルAだったら、AIGの危機は起こらなかったと思うのです。

それとこの一両日中にAIGが7兆円もの巨額な資金を用意しなくてはならなくなったのも、格付け機関がAIGを格下げしたためでした。格付けが下がると担保を積み増ししなければならないというわけです。それにしても、この巨大な金融持ち株会社を生かすも殺すも格付け会社の意向ひとつ…こういうことでしょうか?
この仕組みには何かしら腑に落ちないものを感じます。まあそんなことはないのでしょうが、私が格付けを受ける側CEOだったら、格付け会社には何かプレゼントでもして気を引きたくなります。格付け機関は対象企業の株価を上げるのも下げるのも簡単ですしね。…いずれにしても、そんな権力を持ってしまったところが「節穴」では一般企業もたまったものではないわけで、それなりの倫理観とプロ意識をもって仕事にあたっていただきたいと思います。


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