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     グルジア紛争についてのコメント

  
                                                                                  2008/8/26
8/26
さて今朝の新聞によると、ロシアから 「NATOと断絶するぞ」 という強硬な話が出てきたようです。また欧米側も 「G8からはずすぞ」 という応酬もあったり…やはり米ロ両国は冷戦に向かってまっしぐらのようです。1990年に冷戦構造が崩壊して以来、ロシアの経済危機があり、その後急速な経済大国への復帰があり、今またものすごい転換期を迎えた感じがしますね。当面このロシア情勢からは目が離せません。

今回のグルジア紛争に関して、皆さんはどういう見方をしておられるでしょうか?昨夜もこのコメントを毎日読んでくださっているあるFPの方と話し込んだのですが、このグルジア紛争についてはいろんな感想があって面白いことに気がつきました。この紛争に対する感想はこんな風に分類できるのではないかと思います。
  1. オリンピックに夢中で関係ない。そういえばあっちのほうで何かあった?
  2. 南オセチア自治州が独立をしようとしたのをグルジアが阻止したところが、今度はロシアの返り討ちを受けてしまったってことね。
  3. この紛争はきっと米国とロシアのカスピ海の石油利権の奪い合いですね。
  4. 米国はついに米ソ冷戦の復活に踏み切るのではないか。
  5. 米国は米ソ冷戦を演出しながらユーロ圏諸国にダメージを与えようと計画しているのでは?
1はともかくとして、2以降は正当な感想だと思います。2から5に向かって裏読み度が深まっていますが、ちょっと5まで行くとさすがに雲をつかむような話になります。ただ、投資家としてこのニュースに接したなら、3か4の感想を持ってしかるべきだと思います。この紛争が長期化したり拡大するとマーケットにどういう影響を及ぼすのか…そこを押さえるという意味ですね。

まず石油利権についてですが、今はグルジアは欧米にくっついているので、欧米への石油や天然ガスの供給に、そしてマーケットの原油価格にも悪影響を及ぼします。ただし、グルジア経由の原油は主に欧州向けですので、NYマーカンタイルのWTIには間接的に影響するという感じでしょうか。
でもいずれにしても、今後は世界各地でエネルギーの奪い合いが頻発するはずですから、コア研の扱いの中でいうと、コモディティETFなどは時々急騰する場面があるように思います。特にイランvsイスラエルの中東戦争などがあれば必至となるでしょう。

次は米ソ冷戦についてです。米国は超のつく兵器の輸出大国ですから、世界が平和になると全く売上が上がりません。その実、1990年の冷戦崩壊のころには兵器産業の雄・ボーイングなどに倒産のうわさが出たこともありましたし、米国経済も厳しい状況となっていました。そこでブッシュパパによって無理やりおこされたのが当時の湾岸戦争。
イラクがクエートに侵攻するように誘導した米国が、正義の味方となってイラクに攻め込んで始まったこの戦争は、結局米国の軍需産業を大復活させたばかりか、石油メジャーには莫大な利益を提供し、おまけに米国は復興需要(インフラ)でも大もうけをしたのです。これぞまさに戦争ビジネス。米国は警察ボランティアをしたのではありません。経済活動をしたのです。
そして時は流れ、今度はセガレブッシュによっておこされた最近のイラク戦争も、実は同じことが繰り返されただけの話でしょう。さすが親子ですね…。セガレの時には「大量破壊兵器を持っているだろう?出さなきゃやるよ」という、ちょっと良くわからない理由ではじめられた戦争でした(後に米国が大量破壊兵器なぞ最初からないことを知ってたということが明らかになったようです)。そう考えると、イラクのフセインというのは、米国に2度も利用されて最後には処刑された不憫な方だったんですね。悲惨な絞首刑だったそうです。首が真横に曲がったとか…。
で現在、またまた米国は大変な経済危機に見舞われてしまっています。ここから先は、何も語らずとも言いたいことは伝わると思います。次はイランで決まりでしょう。

8/25
グルジアで石油を運搬する列車がロシアが敷設した地雷で爆破されました。実は、ロシアが撤兵するニュースを聞いて拍子ぬけだった、まさにそんな矢先でした。
ロシア軍は撤退などしたくないし、どんなことをしてでも石油の輸送を妨害して米国についたグルジアを追いこもうとしているのがよくわかります。米国は米国で、(NATOをからめながら)ロシアを声高に批判し、あえて冷戦構造を復活させようとしているようにもみえます。以前長い間、旧ソ連との冷戦構造の中から大きな利益を得てきた米国ですから、その体制に舞い戻って金融で行き詰った米国経済を立て直そうとしているのだと考えます。

8/12
オリンピックのタイミングに合わせたかのようにグルジアで戦闘がおこっています。報道では「南オセチア自治州の独立をはばむ戦争」ということになってますが、コア研は、あの辺一帯の戦争は「カスピ海の石油利権の奪い合い」だと思っております。
前のアフガニスタンの米軍空爆も、何も政治犯(ビンラディン)を探すためではなくて、石油のパイプラインを引くための基礎工事を兼ねていたと聞きますし、一連の戦争は、あのあたりにある旧ソ連の諸国の紛争に名を借りたロシアと米国の利権争いなんですね。アラスカなどでも奪い合いが起こりそうな雰囲気ですが、今後石油はますます貴重になりますので、だんだんきな臭くなります。
おりしも米国は中東戦争の準備に入っていますよね。もちろんイランとイスラエルの戦争のことです。あっちもドル圏とユーロ圏の石油利権の争いなんですが、米国の意識が中東に集中しているところをロシアがついたのではないでしょうか。それにしても、米国傀儡のグルジア軍をロシアが空爆まで使って迎えてしまったんですから、簡単にすまされる話でもなくなってきましたか。いやですね…ぜんぶ金のためです。贅沢しなけりゃみんな平和に暮らせるんですけどね。


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