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     2008年みずほHDの優先株の普通株転換をめぐる騒動


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みずほHDは2003年の金融危機の時に1兆円を調達するために「普通株に転換できる優先株」を発行しました。この普通株への転換が7/1から始まります。深読みせずに考えると、1兆円も転換されると現在の時価総額が5兆円なのでひと株あたりの価値が相当下がってしまいます(株式の希薄化)。でも、この転換は8年間有効なので、一斉に転換されることはないはずで、みずほの株価にはそんなには影響が出ないだろうという考え方が主流でした。

優先株とは…普通株に優先して配当や残余財産の分配が受けられる株式のこと。

しかし過去の三菱自動車などの経緯から、「またいろいろ企む連中がいておかしな株価操作が行われる」という指摘もあり、コア研も(半信半疑ながらも)これを少し気にして、当初顧客に持っていただいていたみずほ株を三菱UFJや銀行ETFに入れ替えをした経緯がありました。
警戒したのは、外国ファンドが、優先株の引受先を回って株式をそこそこの価格で買い集めて2000億円に達したという噂があったため。ファンドたちがこの2000億円分を普通株へ転換できる価格は、4/24以降30日間の株価の平均ということに決まっているので、彼らはこの期間にカラ売りで株価をたたいて転換価格を引き下げ、その後高値に戻ったところで普通株にして市場で売却すればまた暴利をむさぼれるというわけです。

ところが、今回はそいんなにはうまくいかなかったようですね。なんと4/24以降銀行株は急騰してしまいました。大笑いです。あるいは踏み上げを狙った筋がいたのかもしれませんが、どうにもえげつないですね。ファンドたちもすでにカラ売り分を損切りしてしまったかもしれません。詳細なことはわかりませんが…。
今日報道された、決定した転換価格は53万6700円だそうです。まあ、6/10現在56〜57万円の株価ですから、このまま7/1を迎えれば彼らも優先株による損はありませんが、大儲けははかない夢だったというわけです。でも見方を変えると、彼らは7/1以降に今度は株価を吊り上げたい欲求にかられるはず。また、みずほも1兆円にあわせて自社株買いを実施すると発表しています。みずほ株の動きにはちょっと注目ですね。

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