【ETFはダブルメリット】
ETFとは Exchange Traded Funds の略で、取引所で取引が可能なファンド…
すなわち証券口座の中で株式と同じように売ったり買ったりできる投資信託のことです。利便性が高い投資対象でありながら、日本では推奨する金融機関が少ないために他の先進国に比較して知名度が低いのが現状ですが、筆者はこのETFを高く評価しています。
その理由は、冒頭の説明文のうち「株式と同じように売ったり買ったり」というところに由来しますが、要するに「投資信託の良いところと株取引の良いところを両方合わせ持ったのがこのETF」…そんなご理解で問題ないと思います。
投資信託そのものは日本でもたいへんメジャーになりましたので、誰でもご存じだと思います。その投資信託が株式と同じように売買できるとどんなことになるのかというと、次の2点においてメリットを発揮します。
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ETFのメリット1
従来の投資信託の最大の欠点はコストの高さです。投資信託のコストといえば販売手数料と信託報酬、それに信託財産留保金ですが、合算すると5%を大きく超えるものもありますので、少々のリターンを記録したとしても結局コスト負けしてしまうケースが少なくありません。特に販売手数料が高いものなどは、マーケットの浮き沈みに合わせて売ったり買ったりがしにくいために、筆者としては積極的に推奨することもありませんでした。
しかし同じ投資信託でも、この上場投資信託…すなわちETFであればコストがほぼ気になりません。例えばアクティブ系の投資信託を100万円分買うと通常2〜3万円の販売手数料がかかるのに対し、ETFなら(ネット証券であれば)たいてい数百円で済んでしまいます。
よって気軽に売ったり買ったりすることができるため、最近のようにマーケットに変調をきたしたような場合には、いったん売却をして様子を見るなど、機動的な運用が可能になるのです。
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ETFのメリット2
若干専門的な話になって恐縮ですが、株取引でよく行われる「空売り」というのをご存知でしょうか?「空売り」とは株価が値下がりをすると予測した時に、「値の高いうちに先に売っておいて、値が下がった後に買い戻し、差額を利益として受け取る取引手法」のことをいいます。最近のように世界中の株式相場が大きく下落するような局面では、たいへん威力を発揮する取引手法です。
実はこのETFについても、株式と同じように「空売り」ができる…すなわち、なんと
「投資信託を空売りする」 などという芸当ができてしまうということになるのです。
皆さんどうですか?去年から多くの投資信託が2割も3割も値下がりしましたが、その際に「この投資信託をカラ売りできたら良かったのに」…そう思った方も少なくないはずです。それを実現可能にしたのがETFというわけです。